猛暑の早朝に琵琶湖南湖で見た光景は蜃気楼or反射?


風の風景 No.556

2015年8月5日(水)は猛暑が続く普通の朝。朝6時の地上天気図は太平洋高気圧の威力を示していた。
琵琶湖大橋を東へ渡り湖周道路を南下すると南湖の湖面には対岸の景色が映し出されていた。
通常は目にしない光景である。釣りをしているボートの下には下位蜃気楼のような反転像が見える。
さらに南下し矢橋の帰帆島の高台から湖面を眺めると、高い大津プリンスホテルが反転して湖面に映し出されていた。
近江大橋をくぐり、萱野浦から石山方面を眺めると、やはり湖面には対岸が反転して映し出されていた。
今朝の湖面に映し出された像は全て湖面の反射によってできた像である。
通常は小さな波でも反射光は散乱され、像として確認できないのが普通である。
大きな琵琶湖北湖でも反射による反転像が見えることがある。
積乱雲が湖面に映し出されることもあるし、帯状の反転像が湖面に見えることもある。
後者の場合には、下位蜃気楼や湖面蜃気楼と間違えることがある。
蜃気楼は光が同じ空気中を屈折して進むことにより生じるが、反射は空気から水に進む際に光が折り返す現象である。

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瀬田川に蜃気楼?? 瀬田萱野浦から対岸の膳所方面を見る
ここは川だがまだ琵琶湖。湖面を拡大するとやはり反射像だった!

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
琵琶湖周辺の風(統合動画)
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