昨夜から吹き続く比良オロシを夜明け後に現地調査。風枕と風下波動を観測。


風の風景 No.546

2015年4月7日(火)は、北海道東岸にある低気圧から伸びる前線が本州南岸から台湾にまで伸び、
大陸から高気圧が北に偏って張り出す気圧配置となり、昨夜から強い比良オロシが吹き続いた。
昨夜、比良オロシは北小松では午後8時過ぎから吹き出し、午後10時頃には15.7m/sを記録したが、アメダス南小松では不思議に弱く、
最大瞬間風速は22:04の6.8m/sであった。これは過去にあまり例を見ないような不思議な違いであった。
深夜から昼頃まで比良オロシは吹き続けたが、夜が明けると現地調査を開始した。
写真に見るように、比良山頂には風枕があり、里の上には風下波動の雲が浮かんでいた。
今日の風下波動は、いつもの琵琶湖岸上とは異なり、少し比良山系に近い方に浮かんでいた。
これは今回の比良オロシが、北小松では強く吹き、南小松では弱いことの一つの表れかも知れない。
昼までの最大瞬間風速は、アメダス南小松では7:00の18.2m/s、ビワコダス北小松では、6:40の20.1m/sである。
今回の比良オロシのJR湖西線への影響は出ていない。

午前7時頃に北小松の調査地点で吹く風の様子を動画で提供します。==>mpeg4形式

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
琵琶湖周辺の風(統合動画)
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④シモウェス比良山麓風動画表示は、ここをクリック。
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