琵琶湖大橋方面で大規模な上位蜃気楼が発生。長浜・彦根方面でも確認。


風の風景 No.543

2015年3月27日(金)は、高気圧が帯状になって西日本を広く覆い、快晴で気温が13℃位まで上昇した。
風も非常に穏やかで、上位蜃気楼の出現が期待された。大津市小松浜へ13:50頃出向くと、琵琶湖大橋に変化の兆しを感じた。
13:51から本格的な変化が始まり、僅か10分足らずでドーナツ状からΩ状、太いZ型へと変化が進んだ。
いつもなら横Vや湖面蜃気楼へと進んで行くが、今日は両端Z型が30分程度と長く続き、それ以上の進行はなかった。
Z型の上下幅も大きかった。これは、境界層の降下が途中で止まり、かつその幅がいつもより厚目であったと推定される。
14:30頃観測を中断し、浜を離れて15:00頃に戻ると、琵琶湖大橋は実景に近くまで戻っていた。
長浜や彦根方面は、視界が悪かったが、上位蜃気楼により板塀状化しているのが観測できた。
房さんとの電話のやり取りでは、南湖では上位蜃気楼は確認できなかった模様である。
上記写真は、琵琶湖大橋が両端Zになっている時の、東(左)側の逆Zの拡大写真である。
※琵琶湖大橋がドーナツ型からΩ型、Z型へと変化する様子を動画で提供します。==>mpeg4形式

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
琵琶湖大橋の大きな上位蜃気楼変化
実景では煙突しか見えない長浜市街が浮き上がって見えた
彦根市街方面も上位蜃気楼変化を示していた

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です。(PC、iPone、Tablet等)
琵琶湖周辺の風(統合動画)
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