比良八講行事を近江舞子浜で追う。


風の風景 No.542

2015年3月26日(木)は、近江舞子浜で行われた比良八講法会に参加した。
この日は高気圧が移動性となって西日本を覆い、快晴で気温が13℃位まで上昇する絶好の天気となった。
若狭湾・琵琶湖・伊勢湾一円では概ね終日北西の風が吹いたが、比良山麓では南東の風となった。
これは上空を北西の風が通り、湖風と連動して5m/s程度の比較的強い安定な南東の風を形成したと考えられる。
この風で、雄松崎に設けられた護摩道場での採燈護摩供の火は勢いよく燃え、見学する人々の心を洗い、感謝の念を抱かせた。
近江舞子浜での比良八講行事は、今年で第14回目を迎えたが、今日のような穏やかな天気は初めてであるという。
強い比良八荒(比良オロシ)が吹く中を行事が行われることも度々であったという。
琵琶湖の視界は最高で、伊吹山地や鈴鹿山地の山々も見ることができた。
比良八講が行われる頃、最後の比良の八荒(比良オロシ)が吹き、季節は本格的な春へと向かう。「比良の八荒、荒れ終い」

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近江舞子中浜の観音像の宝前で水難者回向と湖上安全祈願
雄松崎に設けられた護摩道場に向かう山伏たち
雄松崎護摩道場で採燈護摩供の準備をする山伏たち
採燈護摩供 -山伏たちによる点火-
約500名の人が見物する中、厳かに行われた
加持祈祷 この後、参加者の頭に清めの数珠当てが行われた
恒例のお餅蒔き -沢山の柔らかいお餅が参加者に振舞われた-
近江舞子中浜には比良山をバックに万葉集の碑が置かれている

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
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