比良山麓には放射冷却による雲海が広がる


風の風景 No.539

2014年11月24日(月)は、移動性高気圧に覆われ、放射冷却により早朝は冷え込んだ。
山麓から見る比良山系には雲がかかり、小松浜から観る琵琶湖は極めて視界が悪かった。
びわ湖バレイのロープウエイを利用して、打見山・蓬莱山・小女郎ケ池への散策を仲間と楽しんだ。
打見山山頂へ上がると比良山麓には雲海が観られた。放射冷却により上層の空気が冷やされて層雲を形成したと考えられる。
蓬莱山山頂から打見山山頂向こうに、奥比良や琵琶湖・北比良・リトル比良・比良山麓・琵琶湖方面(写真1・2)を観察した。
蓬莱山山麓には、シモウェスの八屋戸気象観測局(stationF)を設置しているが、これを写真5に収めた。
打見山山頂には、照明灯が立っていたが、この支柱が強い比良オロシで大きく曲がっているのが見られた(写真3)。これには大変驚いた。
蓬莱山からの比良オロシは八屋戸の山麓へと駆け降りていくが、眼下の堅田・和邇・八屋戸方面を写真に収めた(写真4・5)。
伝説で名高い小女郎ケ池を訪れると、晩秋の美しい風景があった(写真6)。この池は滋賀県で最も高い位置にある。
ロープウエイは、今日はグリーンシーズンの最終日であった。12月13日(土)からは、冬のスキーシーズンの到来となる。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
蓬莱山山頂から比良山系・琵琶湖を眺める
蓬莱山山頂から奥比良方面を眺める
山頂の照明灯支柱が強風の比良オロシで曲がる
小女郎峠付近から堅田・南湖方面を眺める
蓬莱山山頂付近からシモウェス八屋戸気象観測局(stationF)を眺める
晩秋の香り漂う小女郎ケ池から蓬莱山頂を眺める
参考1)朝北小松から低い雲で覆われる比良山系を眺める
参考2)午後3時頃の小松浜。湖面は鏡のよう。遠くは弱い下位蜃気楼

<参考>
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