午後に寒冷前線が通過し第1級の比良オロシが吹く。現地調査を行う。


風の風景 No.537

2014年10月27日(月)午後は、寒冷前線が通過し、第1級の比良オロシが吹いた。
通過後に地上等圧線は北東から南西に走り、45°マジックの典型的な比良オロシが吹くパターンとなった。
気圧傾度も比較的大きく、気象庁は「木枯らし第1号が吹いた」と報じた。
ビワコダス北小松観測所では、15:00に20.1m/sの最大瞬間風速を記録した。南小松の気象庁アメダスでは、14:20の23.5m/sであった。
現地調査を行ったが、比良山系よりも上にオロシ特有の風枕がかかり、浜辺より少し沖には風下波動による層積雲の列が形成されていた。
この強風で、JR湖西線は大きな影響を受け、堅田駅~近江今津駅間で運転の見合わせが午後6時過ぎまで続き、大きく乱れた。
大陸から強い勢力を持つ高気圧が張り出し、季節は一気に晩秋へと向かう気配となった。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
南小松から眺める釈迦岳・ヤケオにかかる風枕。比較的高い位置にかかる
旧国道161号線から北比良沖の琵琶湖を眺める
北比良の浜辺に出て、風下波動による層積雲の位置を確かめる
北比良の浜辺から見た釈迦岳・ヤケオにかかる風枕。

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
※ビワコダス・アメダスの気圧・風動画表示は、ここをクリック。
※琵琶湖周辺の気圧・気温・湿度等を知りたい時は、ここをクリック。
※シモウェス比良山麓風動画表示は、ここをクリック。
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