視界が素晴らしく良好で気温が上昇。琵琶湖北湖一帯に最高ランクの上位蜃気楼が長時間出現。


風の風景 No.529

2014年5月19日(月)は、気圧傾度が小さく、快晴で朝から気温が上昇した。
午後1時頃に小松浜を訪れると、湖面上に境界層の白い帯が現れ、琵琶湖大橋では上位蜃気楼変化が起こっていた。
今日は視界が最高に良く、遠く長浜方面から堅田に至るまで鮮明に観測することができた。
琵琶湖大橋の橋脚の間から南湖の湖岸(膳所公園方面と思われる)もうっすらと姿を見せていた。
琵琶湖大橋は境界層の降下が2回大きく起こり、ドーナツ状、超太眉状型からZ型を経て横V型、フーチング型、湖面蜃気楼型を何度か繰り返した。
変化はダイナミックで、上層と下層の気温差が大きいことを示しているようであった。
眺められる全ての方向に超一級の上位蜃気楼が長時間見られた。
神荒山の左右の盛り上がりや和田山の四角形化、長浜方面の複雑な上位蜃気楼には目を見張るものがあった。
午後3時過ぎに上位蜃気楼は終息しかけていたが、デジカメの電池切れがあり、観測を断念した。
今日も300mm望遠レンズのデジカメで、ハイビジョンの静止画・動画の記録(AVCHD形式)ができ、貴重な財産となった。
※今日は1時間半の動画と400枚の静止画を記録したので、下に随時画像を掲載していく予定です。

番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
湖面上に鮮明に現れた境界層
多彩な変化を見せた琵琶湖大橋
奇妙な姿を見せた多景島
遠く長浜方面の上位蜃気楼も鮮明に変化
明神崎向こうの湖岸も板塀状から湖面蜃気楼へと変化
堅田方面の板塀状から湖面蜃気楼への変化
能登川水車橋方面の激しい変化。和田山が台形に変形
彦根方面荒神山中腹が珍しく伸びる
沖島民家の激しい変化
10三上山方面の画像解析で境界層の降下を探る

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
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※シモウェス比良山麓風動画表示は、ここをクリック。
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