曇り空で気温があまり上昇しない日に下位・共存・上位へと変化する蜃気楼を観測
風の風景 No.521
2014年4月13日(日)は、
気圧傾度が極めて小さい気圧配置
になった。
全天が雲に覆われており、昼過ぎになっても少し肌寒く感じる気温で上位蜃気楼の出現はないだろうと思いながら小松浜へ出かけた。
午後1時半頃に小松浜へ出ると湖面上には写真に見るように逆転層の存在を示す白い帯状の空気層があった。
双眼鏡で能登川方面を見ると、すでに激しい上位蜃気楼変化があった。
この時、沖島や野洲方面はほぼ実景で、琵琶湖大橋は下位蜃気楼であった。
午後2時半頃になると、琵琶湖大橋には上位蜃気楼変化が現れ、太眉毛状から東側の橋桁に激しい変化が見られた。Z型への移行は見られなかった。
この日の上位蜃気楼変化は、これまで経験したことがないほどゆっくりとしたものであった。
これは「曇り空で風が極めて弱いので境界層の動きが極めてゆっくりであった」ことに起因していたと思われる。
今日の蜃気楼は静止画と動画で記録した。動画は1時間20分ほどハイビジョン形式(AVCHD)で記録できた。
番号
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画面の輝度を明るくしてご覧下さい
1
琵琶湖大橋は下位→共存→上位蜃気楼変化
2
沖島民家-弱い上位蜃気楼変化-
3
能登川水車橋方面は凄い変化
4
日本電気硝子能登川工場方面も凄い変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
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