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台風12号が高知県東部に上陸し琵琶湖でも風雨が強まる


風の風景 No.491

2011年9月3日(土)、台風12号はゆっくりと四国沖から高知県東部へと進み上陸した。
早朝の小松浜では強い南東の風と波が押し寄せ終日続いた。
ビワコダス北小松観測所の毎時最大瞬間風速は10数m/sを越え、10:47:33には最大20.26m/sの南東の風を記録した。
この頃JR湖西線は強風のため近江舞子-近江今津間で運休し乱れた。
南東の風で運休することは極めて珍しい。
湖面上では南東から黒い綿状の雲が押し寄せ足早に背後の比良山系にぶつかっていた。
北小松では昔から漁師により、大きな台風が琵琶湖の西側を通る時、「始め:イブキ(伊吹山方面から)、中:スグチ(沖ノ島方面から)、終わり:カミ(大津方面から)」へと
風や波の来方が変化し次第に台風が止むと言い伝えられている。写真の状態はスグチに当たる風と波である。
一方、琵琶湖の東側を通過する際、鈴鹿や東海地方にさしかかる時には、強烈な比良颪の吹き返しがあることも分かっている。今回は西側を通過したので吹き返しはなかった。
この日のビワコダス・アメダス風画像は、琵琶湖近隣すべてで強い南東の風が終日吹いた様子をとらえている。
またこの日の琵琶湖周辺の等圧線の変化も気圧傾度が大きく強い南東風が終日吹いたことを裏付けている。
気象庁提供の正午の地上天気図を示す。
また今回の台風の進路と通過時間を示す。

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