積雪約30cmで今冬一番の大雪となる -北小松風観測機器は雪で動けず-
風の風景 No.472
2月25日(金)に南岸を低気圧が通過後、西高東低の冬型気圧配置が強まり、26日(土)早朝は北小松では10cm程度の積雪となった。
翌27日(日)早朝は、北小松では今冬一番の大雪となり、約30cm積もった。近年雪が少なかっただけに、久しぶりの大雪という感じだ
早朝に眺めると、自宅の倉の上に設置してあるビワコダス風向・風速観測機器の上には雪が積もり、容易に動けない状態になっていた。
北小松では「風が強いときには雪が降らず、大雪は風が止んでから」という言い伝えがあるが、今回もこのような状況となった。
ビワコダスの調査では、この言い伝えは小松地域だけに限られるようである。高島市や湖北では強風下でも大雪となる場合がある。
北小松では、ヒアラシ(南西の風)や比良オロシ(北西の風)の強風は「雪起こし」と言われ、必ずこれが止んだ後に雪が来る。
これは比良山地の影響と考えられるが、解明が待たれる興味ある面白い現象である。いよいよ明日で如月2月も終わり、弥生3月だ。
昼から小松浜を訪れると西日を受けて対岸が映えていた。沖島の民家の雪が白く輝き独特の下位蜃気楼風景を生み出していた。
この後安曇川へ出かけたが、明神崎を越えると雪の量は減っていた。今回は中雪と思われる。伊吹山も山麓はそんなに白くなっていなかった。
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