台風18号が長崎・博多から若狭沖を7日午後に通過 -超1級の強風で全国で被害-


風の風景 No.467

2004年9月7日(水)は先週の台風16号に続き、強風の台風18号が午前中に長崎辺りに上陸。福岡を経て午後に日本海に出た。
琵琶湖博物館の気圧は、7日午後5時頃に985hPa程度の値を記録した。この頃に琵琶湖に最も接近していたと思われる。
7日8日のビワコダス-アメダス風画像を示す。また7~8日の北小松・栗東・長浜における毎時最大瞬間風速の推移を示す。
写真は夕方南船木湖岸から明神崎方面を撮した湖の様子である。南東の対岸方面から強い風と共に大きな波が押し寄せていた。
台風18号は超強風で、各地で瞬間風速の新記録を樹立したが、北小松・栗東・長浜では台風16号よりも弱い値を記録した。
日本海沖の経路であったので吹き返しは弱く、8日の昼過ぎから夕方にかけて弱い風が吹いた。丹波山地の効果によるものと考えられる。
[台風18号の湖国への影響:読売新聞(8日)より抜粋]
・JR湖西線 午前から新旭-近江中庄、近江塩津-永原で強風のため徐行運転
       午後3時から新旭-近江中庄が約4時間運転見合わせ
・名神高速、京滋バイパス、北陸道 午後3時50分に50km/hの速度規制
・公立学校 授業のあった小学校(231)、中学校(100)、高校(48)、養護学校(12)の計391校のうち、養護学校1校を除く計390校が終業時間を繰り上げた

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