台風6号が琵琶湖西を午後2時過ぎに通過 -水質検査のブイが流されて漂着-


風の風景 No.465

2004年6月21日(月)台風6号が午前中に四国室戸市辺りに上陸。
徳島から淡路島を経て明石に再上陸。その後舞鶴方面へ進み若狭湾へ出た。
琵琶湖博物館の気圧は、午後2時過ぎに970hPa程度の値を記録した。この頃に最も接近していたと思われる。
この日のビワコダス-アメダス風画像を示す。
写真は行きと帰りに小松浜に立ち寄って撮影したものである。前方(南東)には沖島があり、こちらへ大波が押し寄せている。
この正面から押し寄せる台風の大波を昔の人はスグチと呼んでいた。
仕事からの帰りに小松浜へ寄ると沖合いのブイが浜辺へ流されていた。
相当な大波が押し寄せたらしく浜辺に植えてある若い松の木も倒れ、浜の砂が相当沖合いへ運ばれていた。
これを裏付けるように北小松における最大瞬間風速は午後1時45分に23.9m/sを記録。
北小松観測所で南東の風が20m/sを超えたのは恐らくビワコダス風観測では初めてであろうと思われる。
6月に本土へ上陸する台風も珍しいことである。

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