比良山麓は弱い南南西の風(ヒアラシ)が吹く(親子連れの凧揚げ)
風の風景 No.462
2003年12月の寒波は20日(土)と27日(土)に積雪をもたらした。両日とも前日には雪起こしとみられる強い風が吹き雷も強かった。
この後年末は比較的暖かい日が続き、2004年(平成16年)のお正月を迎えても暖かさは持続したが、天気は曇りが多くすっきりしない。
2004年1月3日(土)の朝、比良山系の定点観測を続けている志賀町北小松御旅所に着くと凧揚げをする父子出会った。
風は南の方から吹いてきており、この風に乗って凧は写真で見るように左から右へと上がっていた。ケシキはヒアラシ的であった。
ビワコダスによる風動画もこれを裏付けている。もう少し寒ければヒアラシの威力も強い筈だ。栗東方面では強い南西の風が吹いているが
北小松まで伸びてきていない。南湖方面から冬場に琵琶湖を北上する風のつくるケシキがヒアラシである。
今冬はスケールの大きなヒアラシはあまり吹いていない。小松浜へ出て湖面を見るとカミからの波は弱かった。
小松浜から遠く霞んで見える琵琶湖大橋は弱い下位蜃気楼気味ではあったが、ほぼ実景の姿を見せていた。
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