湖上に連なる風下波動による層積雲
風の風景 No.458
11月25日(火),26日(水)は比良オロシが吹いた。25日と26日の風動画を示す。この2日間にわたる毎時最大瞬間風速の時間的推移を示す。
オロシのタイプが異なると比良山系の様子も異なる。25日の山頂は風枕で覆われていたが26日は快晴の中で強い比良オロシが吹いていた。
25日は南岸低気圧の東海沖通過による比良オロシで持続時間は比較的短い。26日は高気圧型比良オロシで持続時間は比較的長い。
北小松、栗東、長浜の毎時最大瞬間風速の推移を見ると分かるように比良山麓にある北小松の最大風速は他に比べて強い(オロシは強い)。
11月30日(日)も南岸低気圧が通過。早朝に強い比良オロシが吹いた。午前7時33分30秒には北小松で21.4m/sの瞬間最大風速を記録した。
比良山頂には風枕が出現。湖上には風下波動による層積雲が浮かんでいた。琵琶湖大橋は実景で、橋脚支持台がはっきりと見えた。
今朝は時雨れもなく、遠くまでよく見えた。比良山頂の風枕や湖上の風下波動による雲の動きをデジタルビデオカメラに収めた。
前に戻る