台風15号が関東沖に遠ざかるも湖国は強い比良オロシが吹く -遠くには津巻が舞う-


風の風景 No.445

9月22日(月)早朝は、台風15号が関東沖に達するが湖国では北よりの風が強く、北小松では強い比良オロシが持続した。
JR湖西線は強風で昨夕もストップしたが、今朝も運休していると朝のニュースは報じていた。比良川で25m/sの瞬間風速を記録したのであろう。
今回の比良オロシは台風型であるが、南岸低気圧とよく似たタイプの強い比良オロシをもたらす。北小松の湖面では激しい津巻が見られた。
午前9時の地上天気図(日本気象協会)を示す。地上等圧線は引き続き「北東から南西」に流れ、比良オロシの持続を意味している。
22日(月)のビワコダス風観測結果ビワコダス毎時最大瞬間風速を示す。動画の画面右に表示されている22日午前7時から11時の北小松10分平均風速は弱いが、毎時瞬間最大風速は20m/sを超えるくらいの強風であったことは面白い。グラフの元になった北小松のデータを示す。
北小松観測所では北西の風は風向にあまり変化がないが、北よりの風は強くても風向が定まらないことにより、平均値は小さくなると考えられる。
比良オロシが強く吹く中を、通勤途上安曇川町青柳北から奥比良を眺めた様子を掲載しておく。積雲が群れになって移動していた。

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