台風15号が南海上を通り強まる比良オロシ -台風型比良オロシが長時間続く-


風の風景 No.444

9月21日(日)は、台風15号が南海上をゆっくりと東進。これに伴い台風型比良オロシが長時間持続した。北小松の湖面では津巻が見られた。
午後9時の台風経路及び進路予測図(IMOC)と午後6時の地上天気図(日本気象協会)を示す。台風が東海沖に進む頃から風が強まった。
地上等圧線が「北東から南西に流れる」と比良オロシが吹く傾向にある。今回もその例外ではなく、時間の経過と共に風が徐々に強まった。
比良オロシが強く吹く中を午後3時半頃ヨット転覆現場を蓬莱浜から撮影した。黄色いブイが浮かんでおり湖面は荒れて白波が立っていた。
ヨット転覆時もこのような強い風が湖上を吹き抜けたのであろうか。21日(日)のビワコダス風観測結果ビワコダス毎時最大瞬間風速を示す。
台風型や南岸低気圧型では、湖北に先駆けて比良オロシが吹き始める。この場合は、比良山頂に今日の様に風枕が形成されるのが普通である。

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