低気圧が通過後山頂に形成される比良オロシの風枕


風の風景 No.434

4月26日(土)は低気圧が午前中に日本海を東進し通過した。この影響で午前中に寒冷前線が通過。雨の後は比良オロシが吹いた。
数m/s程度であったが午前9時ころから夕方6時頃まで9時間ほど続いた。午後3時過ぎに山頂にかかる風枕をJR湖西線志賀駅西から撮った。
比良オロシは小松方面では比較的強かったが、志賀駅や和邇ではそれほど強く感じられなかった。これはよくあることである。
下に見られる田圃には水がはられている。これは5月初めの田植の準備が始まっていることを示している。
寒冷前線が通過後もそれほどの気温低下は起こらず、午後の琵琶湖はほぼ実景が見られた。小松浜から見た琵琶湖大橋の様子を示す。
見る目線の高さを変えるとわずか3mほどの変化でも琵琶湖大橋の姿は変化する。これは地球の丸さによる効果である。
下位蜃気楼の時は凸レンズ状の姿が目線を下げると小さな幅になっていくが、実景の時は橋全体が隠れていく。誰でも容易に体験できる。

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