大陸から張り出す高気圧に覆われ湖風が吹く琵琶湖


風の風景 No.425

3月14日(金)は大陸から張り出した高気圧に覆われ典型的な湖陸風の1日となった。気温は11℃程度まで上昇したが上位蜃気楼は出現せず。
新旭町木津から眺める北湖の湖面上には逆転層の形成はなかった。多景島方面はほぼ実景。長浜方面は弱い下位蜃気楼となっていた。
比良山麓志賀町側における湖風の向きは変化するが今日はその典型例となった。北小松の日中の風向に注意してみよう。
午前7時過ぎに凪があり陸風と湖風が入れ替わる。11時頃までは南東の湖風が吹くが昼頃から東よりの風に向きを変える。
午後3時を過ぎる頃から北東の風となり比良山麓に沿って流れる。南小松アメダスや南船路ビワコダスも同様の傾向を示している。
午後5時を過ぎると凪が訪れ、その後は陸風となっている。滋賀県全体としては午前10時から午後4時頃までが湖風となっている。
船木方面では午前10時過ぎから湖風が遅れて吹き始め南よりの湖風となっている。また南湖の湖風は北湖の影響を強く受けていることが分かる。

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