冬型気圧配置が緩み好天に恵まれた湖国


風の風景 No.424

3月8日(土)以降は北に偏った高気圧と日本の遙か北東部で発達した低気圧の影響で西高東低の冬型気圧配置が持続し寒い日が続いた。
8日(土)は地上等圧線が縦に流れ比良山麓では北西の風の反流が観測され、北小松では南東の風が吹いた。1つの貴重なデータとなった。
9日(日)からは地上等圧線は北東から南西に流れ、湖北では北西の風が吹いたが、比良山麓では北東の回り込む風が多く見られた。
13日(木)は気圧傾度も緩くなり湖国は朝から好天に恵まれた。小松浜では湖風にしては波も大きく冷たい風が吹き寄せていた 。水位は+10cm。
昼過ぎに琵琶湖プラザホテル14階から見る琵琶湖、琵琶湖大橋、比良山系、残雪は澄みきった空と共に見事であった。
そこから北湖の奥を眺めると船木崎や竹生島が僅かに霞んでいたがよく見えた。真ん中中央が船木崎の向こうに見える竹生島である。
日中は気温が上昇し風も弱かったが上位蜃気楼の出現はなかった。午後3時過ぎに北小松から見る対岸はほぼ実景であった。
夕方になると北西の風が強まりだした。午後9時4分には福井嶺南、滋賀北部で震度3の地震があった。北小松では震度2程度の揺れを感じた。

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