低気圧が通過し比良オロシが吹く小松浜から実景の琵琶湖大橋を眺める


風の風景 No.423

3月1日(土)は滋賀県公立高校の卒業式。低気圧の接近であいにくの雨模様となった。
2日(日)は低気圧が東に去り西高東低の冬型気圧配置となり風の強い1日となった。大津でびわ湖毎日マラソンが行われた。
3日(月)は日本海から寒冷前線が南下し、東シナ海から気圧の谷が接近。日中風は弱かったが午後6時頃から強烈なハヤテが吹く。
湖西線は19時~23時頃まで堅田-近江今津間で運休した。3月1日から4日にわたる風の変化を追い比良オロシを考察した。
比良オロシがおさまると気温が低下し夜半から雪が降り出す。4日(火)早朝は北小松で10cm程度の積雪を見た。今津ではうっすら積もった程度。
5日(水)早朝は北小松で20cm近い積雪を見た。今冬最高の積雪。今津では数cm程度の積雪。大津は2cm程度。武田氏によると南雪とのこと。
小松浜から観る雪で覆われた対岸は強い下位蜃気楼を見せていた。多景島はまさに浮島現象そのものであった。
6日(木)の西日本は高気圧の後面に入り、東シナ海から低気圧が近づく。滋賀県では公立高校の入試日。どんよりした曇り空の1日となった。
7日(金)午前中は東寄りの強い風が吹いたが低気圧が通過すると昼過ぎには北西の風に変わった。実景の琵琶湖大橋は神秘的であった。

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