冬型気圧配置が強まり弱い立春寒波でうっすら積雪
風の風景 No.418
2月5日(水)早朝に小松浜を訪れると風も無いのにカミ(大津方面)から弱い波が押し寄せていた。この風の正体は何だろうと不思議さを感じた。
後でビワコダス風画像を見るとヒアラシの先行した波であることが分かる。午前10時は全県的に顕著なヒアラシの風の典型となった。
これは近畿北部を通り過ぎた小さな低気圧によるものと考えられ冬場にしばしば発生する。この後北西の季節風が流入しハの字型の風の場となる。
6日(木)早朝はうっすらと雪化粧。鵜川付近の路面は凍結し車がスリップ事故を起こしていた。県北部では同じような積雪であったようだ。
弱い立春寒波の訪問となった。今回の寒波は一過性で次第に天気は回復した。今年は寒い日も多いが大雪となった日はまだ一度もない。
参考)今回の降雪をもたらした寒波の性格は2003年2月6日(木)午前9時(日本時間)の500hPa高層天気図からよく分かる。
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