冬型気圧配置で第1級の寒波到来 北部は雪雲に覆われている


風の風景 No.399

12月21日(土)は南岸低気圧の通過で冬にしては珍しく本格的な雨。昼過ぎから大津では南西の風が強まり北小松では比良オロシが吹いた。
22日(日)は低気圧が東に去り北に偏った高気圧に覆われ風が強いが良い天気となった。湖北では北西風が強く吹いた
23日(月)も北に偏り張り出す高気圧に覆われ昨日に引き続き良い天気。だが水平線近くの視程が悪い。昼頃から北部で北西の風が強まった。
24日(火)は日本海に弱い低気圧があり東進したが滋賀県は雲の合間で良い天気となった。早朝のヤケオ岳上空には満月を過ぎた月があった。
25日(水)早朝の小松浜はカミから押し寄せる弱い波があった。日本海低気圧の影響でヒアラシのような南西の風が昼前から夕方まで強く吹く。
26日(木)は大陸から高気圧が優勢な冬型気圧配置が続き今冬一番の寒波到来となった。雨から変わった雪は3~5cm程度の積雪をもたらした。
27日(金)も冬型気圧配置が続き年末寒波の厳しさは続く。1日中雪しぐれ。北小松や今津では5cm程度の積雪。湖北は30cmも積もったという。
[注]今回の年末寒波は25日の強いヒアラシ的な南西の風を観測した直後から冬型の気圧配置が強まり、26日から27日にかけて雪模様となった。
26日(木)午前9時の500hPa面の高層天気図は今回のトラフが東西に広がり冬型が長続きすることを示している。
このような時は湖北から関ヶ原、岐阜、名古屋方面に雪雲が流れることが多い。

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