今冬一番の寒波襲来で比良山系ヤケオ岳中腹まで積雪


風の風景 No.395

12月8日(日)は南海上を低気圧が進み、北小松では夜半から昼前まで強い比良オロシが吹く典型的なパターンとなった。
9日(月)日中は、日本海にできた小さな低気圧の影響で南西の風が琵琶湖を強く吹き上げた。ヒアラシを思わせる風である。
地上天気図上で描かれないこのような低気圧はたまに見られるものである。ヒアラシとの関係の聞き取り調査を進める必要がある。
10日(火)は今冬第1級の寒波の到来でヤケオ岳中腹まで雪線が下りてきた。比良山系堂満岳や打見山はしぐれていた。
小松浜から明神崎方面を眺めると湖北は雪雲である雄大積雲にべっとりと覆われていた。リトル比良も積雪していた。
国道161号線を北上し白鬚神社前石段から湖南を見ると比良山系や比叡山、石山方面も雄大積雲で覆われていた。
水平線近くでは下位蜃気楼が著しかった。小松浜や白鬚神社石段から見る下位蜃気楼の様子を克明にデジカメ画像に収めた。
今津町へ着くと草地や屋根にうっすらと積雪が見られた。今冬の今津での初雪である。日中も今津では時折雪が舞う寒い1日となった。

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