寒気が流入し寒さが増してきたが風も波もなく穏やかな小松浜
風の風景 No.394
12月4日(水)早朝に小松浜で見られた波長の長い東からの波は、北湖で吹いた東風に起因することがビワコダスで明らかになった。
5日(木)早朝は低気圧が通過し西高東低の弱い冬型気圧配置となったが、気圧傾度が緩く風も弱い暖かい朝を迎えた。
小松浜から見る琵琶湖大橋は実景で橋脚支持台も見えていた。この時期にしては極めて珍しい。水温が12℃で気温も同じくらいだったからだろう。
午前中は湖南ではヒアラシ傾向の南西の風が吹いたが、午後から湖北では北西の風に変わった。大津方面は北東~北北東の風であった。
6日(金)夜半に湖北は北西、大津は北東の風が吹き、未明から日中にかけて北小松では北東の風が強く吹いた。明神崎からの回り込みである。
早朝に小松浜から明神崎方面を眺めると強い風と波があった。4日の東風による波と今日の北西風が明神崎より回り込む波の違いは大きい。
北小松での調査では故松井治氏から「イブキによる波は非常に大きい。対岸までの距離が大きいから。浜へ砂を持って来る。」と聞いている。
長年観測を続けているがイブキによる大きな波を観測することは少ないように思う。今後も注意深く観測を続けていく必要がある。
北小松では夕方には北西の風に変わり比良オロシとなった。この比良オロシは高気圧によるもので長浜や彦根に遅れて吹き出した。
7日(土)は寒さが増しどんよりした天気となった。風は弱く湖面も穏やかで昼前から弱い雨模様。琵琶湖大橋は顕著な下位蜃気楼を見せていた。
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