上空は北西の風 湖辺は南南東の風と波


風の風景 No.374

13日(日)は大陸(華北)に高気圧、関東のはるか南東に台風22号があって西高東低の気圧配置になったが、気圧傾度は極めて緩やか。
このため終日風が弱く穏やかな天気となった。昼過ぎまで湖風が見られたが午後2時頃から全県的に弱い北西の風に変わった。
小松浜での午前9時頃半の湖面を示す。小松浜での湖風は湖面にさざ波ができる程度で沖から押し寄せる波を伴わないのが普通である。
14日(月)朝の小松浜は三上山(南南東)方面からの風と波があった。上空の積雲、層積雲は北西から南東へ移動していた。
所謂「地上はカミからの風と波、雲は比良山系から琵琶湖へ」という風が異なるパターンだ。なぜこのような風が吹くかは謎の1つだ。
午後は北西ないし北の風が強まり午後3時頃の湖面はこの様子をよく示している。上空は快晴でも水平線近くの視界は極めて悪い。
気温が上昇してか昨日今日の午後の琵琶湖大橋は珍しく実景を示していた。大橋の向こうの大平山や岩間山は霞んで見えない。
空気中に含まれる水蒸気が多くなるとこれからの輻射は白くなり、遠くの山々も白みを帯びてくる。10月に入って見通しが悪い日が続く。

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