-93cmの琵琶湖と下り坂を知らせる東からの波


風の風景 No.368

移動性高気圧に覆われ晴天が続いていたが、26日(木)午後からは高気圧の西側になり雲に覆われ夜には雨が降った。
27日(金)早朝は雨が上がっていたが、写真に見るように小松浜では伊吹山方面(東)から波があった。
この波は天気が下り坂になるときによく見る波である。日中は曇り空であったが、夜になると本格的な雨になった。久しぶりの雨である。
琵琶湖の水位は-93cmとなり、1994年の記録(-123cm)へ後30cmと迫っている。小松浜では浜が倍以上に広がっている。
平均湖面だと浜の中央に色の違う白砂と瓦礫の層があるが、ここら辺りの境界まで浜辺が押し寄せる。正面は児童用の飛び込み台である。
向こうに見える小山は、地元では鎧岩(ヨロイイワ)と呼ばれている昔交通の難所であった所である。この下を国道161号線が走る。
この南には岩除地蔵尊が祀られ、昔から崖から岩が落ちないように祈願されている。国道を支える崖は沖島からのケンチ石が使われている。
ここで最近国道161号バイパス建設に伴う工事が開始され、そのクレーン車が見える。北小松駅のすぐ南からここへとつながる。

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