朝鮮半島から日本海に進んだ台風15号の影響を受け大波が押し寄せる小松浜


風の風景 No.358

9月1日(日)は二百十日。立春から数えてこの日に当たる。台風15号は南海上を西進し、東シナ海から朝鮮半島、日本海へと進んだ。
湖国では8月30日(金)から弱い風や小雨の影響が出始め、31日(土)には東・南東風が勢いを増し、湖面は荒れ模様になった。
9月1日(日)は一段と南東・南南東の風が強まり、高い波が立った。遠くの湖面は白波でウサギが大勢駆けっこをしているように見えた。
湖西では南から吹き寄せる風が比良山系を昇り、写真右に見られるように山頂に厚い積雲を形成していた。
台風15号の軌跡を示す。台風15号が南海上を西進し、東シナ海から朝鮮半島に進んだのは太平洋高気圧の勢力に因る。
強風が湖面を吹き抜ける中、小松浜から琵琶湖大橋を観察した。早朝は実景であったが時間が経つにつれて水平線に弱い伸びが見られた。
早朝に友人の助けを借りて、観測定点の湖面からの高さと琵琶湖大橋各部の水平方位、垂直高度をトランシットで測量した。
定点の高さは、h = 393[cm] = 327 - x[cm] となった。ここに x は琵琶湖の水位で x = -66cmとした。

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