南海上の台風13号の影響で比良山系に風枕


風の風景 No.354

台風13号は南海上を北西に進み、18日(日)朝には東海沖まで北上した。北小松では18日朝から風の影響が出始めた。
その後台風は向きを北東に変えゆっくりと関東沖へ進んだ。このため19日(月)も終日台風の風の影響が出て比較的強い比良オロシが続いた。
これまでにも明らかにしているが、台風や発達中の低気圧が東海から関東沖に南岸を進むときは、決まって比良オロシが顔を出す。
今回の台風はやや日本列島から離れているが、強風域が広いため同じ傾向を示した。北小松の毎時最大瞬間風速は21:25に20m/sを記録した。
毎時最大瞬間風速は18日(日)午前5時頃から10m/sを越え、19日(月)夕方になっても依然として吹き続けている。
写真は19日(月)早朝の明神崎から眺めた比良山系の風枕の様子である。デジタルビデオカメラで雲の動きを追跡、記録した。
志賀町北小松、高島町鵜川、明神崎、高島町鴨川大橋、新旭町深溝から雲の動きを追いかけた。ビデオを早送りすると雲の動きがよく分かる。
さて19日(月)は視界も比較的良かったので、明神崎の白鬚神社前から実景の琵琶湖大橋の姿を追った。目線の高さによる形状を調べた
地球の丸さによる橋の沈みも球形モデルで大体説明がつく。視界が良い時には小松浜よりも白鬚神社石段の方が観測が容易である。

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