早朝の奥比良にかかる風枕


風の風景 No.350

25日(木)は、南海上を南岸低気圧が東進し、大陸から高気圧が張り出して地上等圧線は45度のパターンとなった。
北小松では未明より早朝にかけてと午後に強い比良オロシが吹いた。ビワコダス-アメダス風観測結果を示す。
滋賀県北部では北西の強い風となっているが、南部では北北東または北北西の弱い風で午前と午後では風向に若干違いが見られる。
昼頃北小松では東よりの風に変わり一旦比良オロシは弱まるが、琵琶湖博物館はこの時間帯で強まっているのが面白い。
早朝に安曇川町青柳から見た奥比良の雲の様子を示すが、積雲の形から右から左へ雲が流れているのが容易に推測できよう。
地上観測ではリトル比良にかかる雲の流れは、箱館山西の武奈ヶ嶽辺りから北北西の風に乗って来ていると思われる。
夕方に新旭町深溝付近の国道161号線バイパスから見た風枕を示す。奥比良にかかる風枕が見事に発達していた。

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