暖かく好天に恵まれたが霞む湖国


風の風景 No.348

9日(火)に低気圧が通過した後寒気流入し寒さがほぼ平年並みに戻った。その後大陸から高気圧が移動し天気はよいが風の強い日が続いた。
この風に乗って中国北部から黄砂が移動し視界の悪い日が続いている。黄砂は遠くゴビ砂漠辺りからやってくるという。今年は顕著だ。
12日(金)は南岸低気圧の通過で未明より強く比良オロシが吹いた。早朝の比良山系にはいつもの風枕が出ていた。
この風枕の奥比良の様子も撮った。比良オロシは7時頃一旦治まったが、また9時頃に強く吹き、終日風の強い一日となった。
13日(土)は、日中は湖西は北東の風、湖南は南西の風が吹き面白いパターン。午後3時頃から県北部からの風が全県を支配した。
14日(日)は風が弱く暖かい穏やかな一日となった。写真に見るように黄砂の影響で霞がかなり強く見通しが悪かった。
午前中は対岸や琵琶湖大橋が見えない状態であったが、午後は少し視界が回復した。午後3時半頃小松浜を訪れると対岸が伸びていた
沖島北の能登川や大中方面を見ると岸が伸び上にある建物がいつもより長く伸びていた。上位蜃気楼である。視界が悪いが大中の様子を示す。
明神崎の向こうの近江白浜や船木崎がぼんやりと見え、荒神山方面や中主、野洲、琵琶湖大橋方面も伸びているのが双眼鏡で確認できた。
これらの光景をデジタルビデオカメラに収めたが、視界が悪いのが残念である。4時半頃まだ上位蜃気楼気味であったが観測を断念した。

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