ハヤテの翌日は風枕のない比良オロシが吹き続けた


風の風景 No.344

3日(水)は、快晴ながら2時過ぎに弱い北西風で湖面が騒ぎだし、その後超1級の比良オロシが吹いた。
この風は、古来からハヤテとして漁民から恐れられていた風ではないだろうか。湖が騒ぎ出し、急な突風。まさに言い伝え通りだった。
4日(木)の京都新聞には、「3日午後4時55分頃志賀町JR湖西線の2ヶ所の風速計が風速25m/sを記録。
堅田-近江今津間の電車の運転を見合わせた。同午後6時34分に運転を再開した。(途中省略) 彦根地方気象台によると、
この日は寒冷前線の通過に伴い強い風が吹き、滋賀県内では甲賀地方を除き強風注意報が出ていた。」
と記載されていた。
武田栄夫先生からは「 寒冷低気圧(上空に寒気核を伴い、これが近づくと大気の状態が不安定になる)が日本海を通過し、、これが通り
抜ける夕方から北西風が強くなりましたね。大津でも一時アルミ製の雨戸がガタガタと音を立てていました。」
とコメントをいただいた。
4日(木)は、昨日までとは一転して遠くの山々が素晴らしく見え、晴れ渡る天気となった。
湖面近くの遠くの景色は実景を映し出していた。堅田・琵琶湖大橋・守山方面も素晴らしい実景を見せていた。
今日は1日中風の強い日であったが、比良山系に風枕はなかった。風枕のない比良オロシもそう珍しくはない。

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