桜満開の北小松湖岸から明神崎を望む -霞む対岸-


風の風景 No.343

4月1日(月)は、東シナ海から移動性高気圧が本州へ張り出し、穏やかな汗ばむ陽気となった。
ニュースでは3月の平均気温が観測史上最も高く+2~3度を示したという。まさに暖かい早春である。
2日(火)も移動性高気圧に覆われ、夏日(25度C以上)がでる程の陽気となった。
3日(水)も同じような好天に恵まれたが、4月に入ってからは極めて視界が悪くなっている。
黄砂の影響が考えられるが、空は快晴にもかかわらず、水平線近くになると見通しが非常に悪い。
鈴鹿山系や湖南の山々は勿論のこと、琵琶湖大橋も双眼鏡で見づらく、極度に霞んでいる状態である。
澄んでいたら上位蜃気楼の観測にはうってつけの暖かさであるが、残念である。
北小松湖岸で満開を少し過ぎた桜の木を見つけた。やはり北小松でも例年より2週間程開花が早いようである。
さて、午後になると視界は少し回復し、2時過ぎに琵琶湖大橋付近の景色が板塀状になっているのが見られた。
これを撮影した直後から北風が強まり、琵琶湖大橋は実景に戻った。午後4時頃から強い比良オロシが吹いた。
比良山系山頂部には風枕がべったりとかかり、超1級の比良オロシとなった。最大瞬間風速は、17:43:5326.55m/sであった。
北小松と近江舞子の間の灰原で風枕のビデオ観察を行った。この間に通る湖西線はなかった。恐らく強風による運行停止であろう。

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