琵琶湖大橋が上位蜃気楼で鮮やかに動的変化


風の風景 No.339

25日(月)は移動性高気圧に覆われ、快晴の穏やかな天気となった。典型的な湖陸風の1日となった。
26日(火)も早朝より穏やかな良い天気となった。午前中から気温が上昇し、上位蜃気楼の出現を匂わせていた。
午前10時頃に小松浜へ行くと、琵琶湖大橋の東側が太くなっていた。11時半頃まで観測を続けた。
デジカメ、デジタルビデオ撮影を行った。だが、湖面近くの視界が悪く、撮影した画像は極めて見にくかった。
午後1時過ぎに再び観測を再開。視界は少しよくなっていたが、琵琶湖大橋背後の石山方面の山は見えなかった。
1時間半にわたって観測を続けたが、見事な琵琶湖大橋の上位蜃気楼によるダイナミックな姿を記録できた。
昨年5月13日に次ぐ動的変化の記録となったが、今回は琵琶湖大橋東部の変化が際だっていた。
ここで紹介している画像は記録の一部である。デジタルビデオカメラでも撮影したが途中でバッテリーがダウン。悔やまれる。
今日は琵琶湖大橋東側に大きな変化が現れている。これは水面近くに高温層が形成されたことによると思われる。
その変化は東から西へと移動していることが双眼鏡で確認できた。高温層が東から西へと移動すると推測される。
いよいよ北湖では上位蜃気楼のシーズン到来である。風が弱くぽかぽか天気の時は観測のチャンスである。
今日の上位蜃気楼は琵琶湖大橋だけではなく、中主方面にも見られた。小松浜からは三上山以南で観測できた。
3時頃から安曇川へ向かったが、鵜川辺りから琵琶湖大橋を双眼鏡で見ると、やはり東側が上位蜃気楼になっていた。
P.S.琵琶湖大橋が弦の振動のように変化する14:02の画像を追加しました。視界が悪いので残念ですが、複雑な変化をとらえています。
デジカメ画像は静止画ですが、双眼鏡でのダイナミックな観察は昨秋の獅子座流星群のように感動的な一時でした。まさに圧巻でした。

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