菜の花が咲くお花畑から雪景色の比良山系を望む


風の風景 No.331

27日(日)は低気圧が発達しながら南岸を通過。北小松では明け方の4時から8時頃まで強い比良オロシが吹いた。
比良オロシの中、早朝に小松浜より琵琶湖大橋を眺めると、珍しく下位蜃気楼ではない通常の琵琶湖大橋が見られた。
同時多発テロの影響で11月の韓国修学旅行が中止になっていたが、この日、横浜・東京方面へ出かけた。
途中比良駅で比良オロシを観測した。写真中にビワコダス風観測データと地上天気図を示す。
これまで指摘してきたように、地上天気図の等圧線の走行と比良オロシには強い相関(所謂45度マジック)が見られる。
滋賀県ではしぐれていたが、関ヶ原を越えると天気はよくなった。富士川付近では見事な富士山をみることができた。
横浜や東京では快晴の天気に恵まれたが、滋賀県では29日(火)には湖北を中心に10cm程度の積雪があったようだ。
30日(水)夕方の新幹線で関ヶ原を通ると、ここでも10cm程度の雪があった。滋賀県北部は時雨模様の天気であった。
31日(木)は雪雲が滋賀県北部を覆い、北小松でも重い雪が降り、午前中は1cm程度の積雪をみた。
昼頃琵琶湖大橋東部北にあるなぎさ公園付近の菜の花畑に行くと大勢のカメラマンが比良山系をバックに写真撮影を楽しんでいた。
今年の比良山系は暖冬の影響で雪が極端に少ない。寒の最中だというのに早春の感じが漂うお花畑であった。

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