ミノグチを見ると名古屋空港からの飛行機雲
風の風景 No.329
17日(木)は低気圧が東海上に抜け、大陸から高気圧が北かぶりに張り出し、西高東低の冬型気圧配置となった。
このため比良オロシは吹かず、湖西や大津は北東の風、湖北、湖東は北西の風、湖南は北風となった。比良オロシの発生条件は微妙だ。
18日(金)も同じような気圧配置が続き、比良山系は中程までうっすらと雪化粧をした。例年に比べると雪が極端に少ない。
19日(土)早朝は遠くまで見渡せる澄み切った景色となった。琵琶湖大橋がよく見え、雪で覆われた伊吹山や金糞岳が美しかった。
高島町鴨にある国道161号線にかかる鴨川大橋から関ヶ原方面を眺めると、飛行機雲が綺麗に筋を描いていた。
伊吹山と霊仙岳の間は、古来より漁師の間ではミノグチと呼ばれている。美濃口に由来しているのであろう。
この向こうには名古屋空港があり、そこから離陸した飛行機が作る雲と思われる。何本もの筋は遠近法の世界で感動的であった。
明日20日(日)は二十四節季の大寒である。今年は暖冬傾向が続いている。
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