新旭町藁園浜と大津市真野浜から見る竹生島
風の風景 No.325
28日(金)かなりのヒアラシが吹いたが、30日(日)は時折雪が舞う天気となった。やはり先人の言い伝えの通りヒアラシの後は天気が荒れる。
今日は比良山系や湖北は時雨模様であったが見通しが素晴らしく、かなり遠くまで見ることができた。下位蜃気楼が顕著であった。
午後から和邇方面へ出かけたが、琵琶湖大橋北にある真野のホリディハウスの喫茶店から遠くの竹生島が時雨の合間に良く見えた。
画面上は29日(土)に新旭町藁園浜から撮影した竹生島である。右上は金糞岳。竹生島の湖面近くは下位蜃気楼となっている。
真野から見る竹生島は下位蜃気楼により浮島現象を起こしている。直線距離にして37.3kmあるので地球の丸さで上部しか見えない。
観測点の目線が湖面から3mとするとここから水平線まで6km程度となり、残りの31km程度で76m程度竹生島は沈むことになる。
浮島現象を起こしている島の上部の形が藁園浜から見たのと同じであることから、竹生島と特定できる。
竹生島の左に見える山々はつづらお崎と思われる。海津の東山は明神崎の山の後ろに隠れて真野からは見えない。
また右の地図に示すように真野から竹生島までには船木崎があるが、船木の平野部は低いために地球の丸さの効果で見えない。
下位蜃気楼が顕著でない時に是非とも記録に残したいスポットである。今日偶然に竹生島が確認できたのは幸運であった。
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