ヒアラシが吹く琵琶湖 -正面は北小松、向こうは比叡山、右は比良山系-


風の風景 No.324

今冬はクリスマスを過ぎても里には雪がまだ下りてきていない。比良山系でもうっすらとした雪化粧程度だ。暖冬傾向である。
しかし、12月28日(金)午前中はかなりのヒアラシが吹いた。写真は志賀町北小松の鎧岩北から比叡山方面を眺めた様子である。
南西方向から琵琶湖を北上するこの風は、古来からヒアラシと呼ばれているが、比叡オロシが訛ったとする説もうなずける。
正面右の集落は北小松である。中央にある低い山系の左が比叡山で、今日はここら辺りから冷たい風が吹き寄せていた。
右は比良山系南端の打見山で山頂にはびわこバレースキー場がある。上空の雲は北西から南東に流れ、湖上は南西の風となっている。

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