白鬚神社鳥居前の石段は琵琶湖大橋から地球の丸さを体験できる絶好の場所


風の風景 No.322

10月に入り大陸の高気圧が張り出す日が多くなり、秋は一気に加速してきた。比良オロシも5日(金)、6日(土)と2日続けて吹いた。
6日(土)は好天となったが積雲は発達せず、巻雲や巻層雲が上空に芸術的な美しさを見せていた。夕方には幻日も見られた。
早朝に明神崎にある白鬚神社を訪れた。鳥居前の石段を上り下りしながら琵琶湖大橋を眺めるとここは格別の味わいがある。
地球の丸さを反映して琵琶湖大橋の形が大きく変化する。琵琶湖大橋の最上部から見ると明神崎付近が丁度水平線になる。
琵琶湖大橋最上部が26m、琵琶湖大橋-白鬚神社直線距離は18.3kmである。この関係が琵琶湖大橋の姿を面白くさせる。
明神崎からは肉眼で琵琶湖大橋を観ることができるが、変化を見るには双眼鏡やズーム機能のついたデジカメが望ましい。
詳しい観察はここで紹介しているのでご覧いただきたい。船木崎からの報告もある。今の季節は連日下位蜃気楼が顕著である。
分析により下位蜃気楼生成線一定の法則が発見できた。オリジナルな発見かどうかは不明である。
これは私が名付けたもので、同時刻の観察では下位蜃気楼生成線と水平線の間隔が高さに依存しないという意味である。
初等幾何学を用いて下暖気層と上冷気層の空気二重層モデルで証明を試みているが定量的な数値の一致にはまだ至っていない。

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