太平洋高気圧の威力が盛り返し比良山系に発達する積雲


風の風景 No.311

北西の強い風をもたらした高気圧はサハリン方面へ去り、12日(日)は太平洋高気圧の影響で南東の風が支配した。
北小松では湖面は穏やかで快晴に近かった。早朝より比良山系には南東の風を受けて積雲が発達していた。
写真は安曇川町青柳北の国道161号バイパス横から奥比良方面を眺めたものである。
左側はリトル比良の山系である。一際高く積雲が発達しているのはその向こうの釈迦岳上空辺りであろう。
武奈ケ岳から蛇谷ケ峰にかけての積雲の底面は一定した高さになっており、その上の積雲は北へ行くほど分厚くなっている。
一連の積雲の頭は、風の影響を受けて南から北の方へ傾いている。このように積雲の形から風向を推測できることが多い。
午後から風向きは東寄りに変わり曇り空となった。日中はさほど気温は上がらず琵琶湖博物館では30℃程度であった。
今日は私用で舞鶴へ出かけたが、午前中は山間部できれいな積雲が至るところで見られた。

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