暑さが振り返す -新旭町湖周道路に逃げ水現象-


風の風景 No.295

5月末は梅雨前線が南海上に停滞し、梅雨の走りのようなぐずついた天気が続いた。
31日(木)は雨模様となったが午後から次第に天気は快復し、6月1日(金)は夕方近くまで快晴に恵まれた。
このため日中は気温がぐんぐん上昇した。昼過ぎに高島郡新旭町の湖周道路を走ると逃げ水現象が起きていた。
蜃気楼である。路面近くの空気が熱せられ上冷下暑の空気の状態で下位蜃気楼の一種である。
下の路面が見えない。見る角度を高くしたり近づいたりすると、この蜃気楼は見えにくくなり逃げてしまう。
P.S.湖周道路を高島町へ向かい近江白浜から琵琶湖大橋を観察した。琵琶湖での蜃気楼は見られなかった。
近江白浜は、伴先生が蜃気楼観測をされている大津市のなぎさ公園から琵琶湖大橋を越えた対岸にあたる。
近江白浜から明神崎方面を眺めたが、遠くは霞み琵琶湖大橋は見にくくデジカメには写らなかった。
北から見た明神崎を左右に反転させ得られる画像と、伴先生が5月13日(日)の上位蜃気楼発生時に
なぎさ公園から得た明神崎の形の変化を比較すると面白いことが分かるのではないだろうか。


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