霧の明神崎から伊吹山を眺める


風の風景 No.289

9日(水)は雨が上がったが、志賀町では早朝より濃い霧が立ちこめた。大津でも同じような状況だったようだ。
朝北小松より国道161号線を北上し鵜川に達すると、霧の明神崎の向こうに伊吹山が見えた。
伊吹山の下に立ちこめる雲は雨上がりに特有の層雲である。頂上付近の高さにも横に層雲が続いている。
この雲から大気が不安定な印象が見て取れる。霧は明神崎を越えると無くなり高島町以北は晴れていた。
低気圧が東北南部の東海上に抜ける午後2時頃からかなり強い比良オロシが4時間程度吹いた。
帰宅途上に鴨川大橋手前の161号線から奥比良やリトル比良を眺めると風枕の名残があった。
北小松風観測所での最大瞬間風速15時56分57秒19.1m/sであった。
今回の比良オロシは低気圧型に分類できるのであろうが、気圧傾度が弱い場合に吹いた特異な例である。

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