生き生きした積雲 明神崎方面からの強い北東風
風の風景 No.275
4日(水)は高気圧が張り出し、西高東低の冬型気圧配置となった。
日中は琵琶湖を南下する北風が強く吹いたが、大気が乾燥しているせいか時雨はなかった。
遠くの伊吹山は霞んでいるが見通しがよく、上空には生き生きした積雲が北北西から南南東へ移動していた。
画面中央の明神崎方面手前にはエリがあるが、沖は強い北東の風で白波が立っているのが確認できる。
雲の動きから上空の風は北北西から南南東であるのに対して、北小松では北東風。よくあるパターンだ。
琵琶湖へ北から風が入り、湖西では北北東、湖東では北北西の風となりハの字パターンである。
湖西では明神崎を迂回し、ほぼ比良山系や琵琶湖の形に沿って風が南西方面へと流れている。
午前9時の地上天気図の等圧線の流れはほぼ45度であるが、45度マジックの比良オロシとはならない。
この理由の解明は、比良オロシの吹く条件解明の一つの大きな鍵を握っているように思われる。
45度マジックは比良オロシの必要条件であっても十分条件ではない。やはり高層大気の解明が必要だ。
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