比良山系は雪しぐれ、里は虹、湖上は比良オロシの風下波動による雲


風の風景 No.273

31日(土)早朝は、戻り寒波の襲来で比良山系は200m付近まで薄っすらと雪化粧をしていた。
午後には強烈な比良オロシが吹き始めたが夕方前には止んだ。
風景は、午後3時頃木戸から眺めた琵琶湖の様子である。
比良山系の時雨により、里では虹が低いところにかかり、湖上は強烈な比良オロシで水煙が上がっていた。
右手湖上に見えるのは、比良オロシの風下波動によりできる帯状に連なった積雲の北の端である。
琵琶湖の沖合いに沿うように列を作っている。この北の端は時間と共に北上し、近江舞子沖合い辺りに達した。
今日の比良オロシは第1級のもので、3時頃湖西線を走る雷鳥は徐行運転をしていた。
今回の比良オロシは西高東低型といえよう。やはり地上天気図の等圧線は45度をなしていた。
木戸や比良、近江舞子では強烈な風であったが、北小松では最大瞬間風速は18m/s程度のオロシであった。

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