今冬第1級のヒアラシが吹く早朝の小松浜
風の風景 No.254
17日(水)早朝の小松浜は、今冬始めてみる第1級の強いヒアラシが吹いていた。
琵琶湖大橋方面からの冷たい強い風は押し寄せる波に白波を作り、岸へ勢いよく打ち寄せていた。
吹き寄せる風はとても冷たく、浜に立っているのが苦痛なほど寒々としていた。
ビワコダスで風の観測を始めて10年目になるが、このような本格的なヒアラシを観測したのは初めてだ。
北小松から見る比良山系は雪しぐれ。湖面上には琵琶湖に沿ってヒアラシ特有の帯状の雲が伸びていた。
明神崎へ向かい白鬚神社前から琵琶湖大橋、比良山系方面を眺めるとやはり強いヒアラシの景色となっていた。
北へ向かい高島、安曇川、新旭を越え、今津へさしかかる頃から雪が激しく降り始めた。
今津では終日雪が間断なく降り続き、夕方までにやや重い雪が20cmほど積もった。
今日の雪は今津以北で豪雪となったが、安曇川以南ではしぐれる程度で積雪には至らなかった。
今日の強いヒアラシはビワコダス風観測でもはっきりと確認できる。まさに湖上を吹き上げる風である。
前に戻る