第1級の寒波襲来で北小松では午前中に積雪


風の風景 No.252

12日(金)早朝の比良山系は雪がしぐれていた。小松浜ではヒアラシ模様のカミからの弱い波があった。
13日(土)早朝の比良山系は雪しぐれはなく、昨日と同じくヒアラシ模様のカミからの弱い波があった。
気象庁はロシアで記録的な寒波をもたらした寒気団が明日から日本列島へ南下すると報じていた。
12日、13日の湖西の景色はヒアラシ的であったが、ウミ(湖)が大きく動くようなヒアラシではなかった。
14日(日)の未明には強烈な比良オロシが北小松を襲った。午前4時頃比良山系をみたが風枕はなかった。
ビワコダス北小松観測所の最大瞬間風速は、午前2時39分に西北西の風27m/sを記録した。
強い風が吹いている時は北小松では雪は降らないという言い伝えがある。この風は夜明けには治まった。
この後雪が降り出し北小松では10cm程度積雪した。午前中雪に激しく降り15cm程度積もった。
昼から大津へ向かったが、国道161号線は順調に動いていた。小野辺りから南は雪が殆どなかった。
午後5時過ぎに再び小松浜へ出ると、北東の風が吹き、比較的強い波が明神崎方面から押し寄せていた。
気象情報は湖北に大雪警報を報じている。雪は小康状態だが気温が低下しているので予断を許さない。
P.S.北小松において西北西の強烈な比良オロシを記録したが、これはビワコダス風観測では初めてである。
今回の季節風が西に傾きニシビアラシ的性格をもっていたといえるのであろうか。風枕のないのも特徴であった。

前に戻る