今朝も琵琶湖は浮き上がり現象 琵琶湖大橋を眺める
風の風景 No.219
28日(木)朝も北湖では引き続き浮き上がり現象が持続してみられた。。
今朝は晴れていたため対岸が眩しく見にくかったが、南の琵琶湖大橋付近は綺麗に浮いて見えた。
琵琶湖大橋の中央部の低くなりかけているところがレンズ状に見えるのは蜃気楼である。
湖面の暖かい空気層の上に冷たい空気層が形成されたことによる屈折現象であろうか。
今朝も涼しく朝の通勤の国道傍で20℃前後であった。寒気の影響で積雲が北西の風に乗って移動していた。
夕方は西の空から圏雲が張りだし、秋の景色をかもし出していた。高層の雲で雨の心配はないようだ。
注)富山湾の蜃気楼は有名であるが、確かこれは春先に見られる現象で、「雪解け水が海水を冷やし、この上に暖かい北東の風が乗ることにより空気二重層ができ、これが蜃気楼を引き起こす」という説明を聞いたことがある。
今回の推定は、「暖かい空気層が下で冷たい空気層が上である」。夏の猛暑を考えるならば、まだ湖の温度は暖かいであろう。その上に今回の寒気が覆ったと考えられるので極めてこのモデルは自然である。
琵琶湖の蜃気楼の研究で有名な同僚の伴先生に報告してみよう。彼のこれまでの研究はもっぱら南湖の蜃気楼である。
前に戻る