酷暑が続く湖北 ナガセに似た雲 だが南東風は吹かず
風の風景 No.197
3日(木)は広く太平洋高気圧に覆われ湖国では晴天が続いた。今日は夕立はなかった。
早朝より琵琶湖の周りの山々には積雲が連なり、真夏の雰囲気をかもしだしていた。
今津町木津(こうず)湖岸から伊吹や鈴鹿の山々を眺めるとナガセに似た発達した積雲が連なっていた。
だがナガセ特有の南東からの風と波はなく湖面は穏やかであった。
日射は強いものの、太平洋高気圧の縁が西へ移動し、南東の風が琵琶湖へ流入しにくくなったためと考えられる。
尤も昨年の調査ではナガセは午後3時過ぎから強まるということだから、昼から吹くのかも知れない。
ナガセは太平洋高気圧の縁を回る季節風という観点に立てば、今日の気圧配置では吹かないであろう。
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