梅雨空の朝 おいさで漁に出会う
風の風景 No.180
南岸に梅雨前線が停滞し、ここ数日は梅雨空のぐずついた天気が続いている。
13日(火)の空はどんよりと曇り、時折弱い雨が降る梅雨空のうっとおしい天気となった。
早朝に琵琶湖に出かけるとおいさで漁で鮎をつかむ光景に出会った。地元の漁師さん達であった。
鮎の旬は桜の花が咲く頃だそうだが、6月も中旬となる今もおいさで漁が続いている。
水面近くで浮く鮎を機械船ですくうすくいとは違って、おいさで漁は漁師さんが協力して人力で岸近くの鮎をすくう、
昔から営まれてきた鮎を捕獲する方法である。竹の先にカラスの羽を付け鮎を誘き寄せる。
梅雨の時期の湖面は大変穏やかである。向こうの湖面に立つ沢山の竿はエリである。
その向こう右は明神崎で、湖面に浮かぶ白鬚神社の鳥居が小さく見えている。
左の湖に山が迫る地域は鎧岩と呼ばれている。山と湖の間の国道161号線を多くの通勤車が走っている。
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