雨上がりの比良山系と田園風景


風の風景 No.173

18日(木)は、低気圧が東へ抜け日本海から寒気が流れ込んで午前中は曇り空、午後はようやく晴れた。
午後から夕方にかけて北小松では比良オロシの強風が吹き荒れた。が、アメダス南小松の風は弱かった
これはそんなに珍しい事例ではない。比良オロシが極めて局地的であることを物語っている。
南海上を低気圧が関東方面へ抜け日本海から高気圧が張り出し地上等圧線が45度マジックのパターンとなった。
この日の昼過ぎに、今津から西の山々を観測すると野坂山地や比良山地北部に風枕が見られた。
19日(金)は夕方から比較的強い雨が降り、翌20日(土)の早朝は、雨上がりの穏やかな天気となった。
比良山系中腹には乱層雲の名残雲が残り、堂満岳や釈迦岳山頂は見えず雨上がり独特の雰囲気を出していた。
里一帯の田圃は5月初めに田植えが行われ、元気のいい緑の苗を育んでいる。琵琶湖の湖面も穏やかであった。

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