冬型気圧配置の後、名残雪で雪化粧の比良山系


風の風景 No.167

23日(木)夜に低気圧が通過した後、西高東低の冬型気圧配置26日まで続いた。
この気圧配置は(初春には珍しく思える)東シナ海に高気圧樺太に低気圧のパターンとなった。
この為、地上天気図は西に傾き、西風の場となり、主に湖北や高島郡でしぐれをもたらす天気となった。
例年この時期には低気圧が南海上で猛烈に発達し地上等圧線は45度に傾き比良オロシの出番となるのだが、
今年はまだ低気圧が大陸北部から日本海と通り東海上へ抜けるパターンとなりいつもと様子が異なる
さて西から高気圧が移動性となり張り出してきた27日(月)の朝は、比良山系には名残雪が見られた。
放射冷却で早朝は冷え込んだが、日中の気温はどんどん上昇し、春らしい陽気となった。
だが翌28日(火)は早くも西から低気圧が通過し、雷を伴う雨模様の天気となった。

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